[ 発生原因 ] × [ 発生させない ] × [ 獲物の特徴 ]

† ヴァンパイアの発生原因
× 未知のウィルス・細菌・寄生生物など
× 起源となった人物・モノ
  • リリス
    (リリム、夢魔)
  • カイン
  • イエス・キリスト
    (ラザロ、聖杯、聖槍)
  • イスカリオテのユダ
  • マグダラのマリア
  • 異端者
  • 聖人
  • ヴラド・ドラキュラ公
    • 1431年、誕生時
    • 1442〜1447年、トルコ滞在中
    • 1456年、兄ミルチャ(墓穴を掘らされて生き埋めにされた)を再び埋葬した時
    • 1462〜1475年、ハンガリー軟禁中
    • 1476年、暗殺・埋葬時(恨みなどによって変異、あるいは元々ヴィエドゴニャとして産まれていた等)
    • ヴラドではなく、周辺の人物(弟ラドウ美男公、妻マリア、先妻エリザベス?等)が吸血鬼だったものが、串刺し公の伝説に吸収されていった )
× 出生の原因
  • 特殊な遺伝
    (高城家の血筋など)
  • 妊娠中の母親の塩分不足、妊娠中に吸血鬼に睨まれた
  • 新月や聖なる日、厄日の妊娠・誕生
  • 私生児
  • 7番目の息子
    (七番目の男子から産まれた七番目の子供は呪われた人間で尻尾が生えているともいわれます。レスタトも生まれは7番目の子でした)
  • 赤毛や青い目
    (スラヴ地域にそれらが少なかったことから異端視されたようです。カインやユダが赤毛だったともいわれ、赤毛はユダの子とも呼ばれます)
  • 歯や髪が異常に生えている
  • 余分の乳首や赤い痣、奇形がある
  • 二つの心臓を持っている
    (片方の心臓(魂)は決して死なないので、一旦死んだ後もヴァンパイアとして蘇るということのようです)
  • 赤い羊膜を付けて生まれた
    (但し、存命中は“ヴィエドゴニャ”と呼ばれるヴァンパイア・ハンターになります)
  • 人間ではない
    (地球外生命か未知の生物か人造の生命か…)
× 生前の原因
  • ヴァンパイアの血を貰った
    (多くのヴァンパイアがこれに当たりますが、ヴァンパイアにするには三回吸う、一旦瀕死に追い込むなど必要な能力ややり方もあるようです)
  • 早過ぎる乳離れ、乳離れ後の授乳
  • 洗礼前、あるいは破門、異端宣告された
    (異端者は聖なる大地に受け入れられないと言われます。正教の地でのカトリック信徒やその逆、あるいはプロテスタントなど)
  • 呪いを受けたり、自らの呪術によって変化した
    (ドラキュラ?、真祖と呼ばれるダイ・アモンなど)
  • 精神病・発狂
    (血液嗜好症(嗜血症(ヘマトフィリア)、淫血症(ヘマトディプシア))など)
  • 犯罪など不道徳な生活を送ってきた
  • 妊娠していたり、出産直後だった
    (この頃にヴァンパイアに見られたり接触を受けたりすると、死後に変化したり、胎児に影響があることがあるようです)
  • 脳への刺激
    (脳の特定部位を針などで刺激することで、眠っていた能力を目覚めさせることがあるようです)
× 死時の原因
  • 自殺や殺人、事故死で恨みを残している
    (屍鬼や死霊になることも多いようです)
  • 溺死
  • 腫瘍を患って死んだ
  • 誰もいない時に死んだ
  • 雷に打たれて死んだ
  • 分娩中に死んだ母親
  • 早過ぎる埋葬
  • ヴァンパイアに殺された
  • 復讐の義務のある男子がそのまま死んだ
    (ギリシアのある地方では殺された者の復讐がなされないと、殺された者は安息が得られず吸血鬼になるといわれます)
× 死後の原因
  • 本人の魂が成仏できずに肉体に留まっている
  • 悪魔・悪霊が死体に憑依した
  • 死体が鏡に映った
    (映った像の力を借りて魂が抜けやすくなるようです)
  • 猫や鴉(鶏、カササギ、梟、牝犬、蝙蝠、少年なども)などの不浄な動物が埋葬後の墓を飛び越えた。
    (ヴァンパイアの変身・眷属とされる動物に何かされたとも考えられます)
  • 適切に埋葬されていない
  • 死体が鏡に映った
    (姿が二つになることで、魂も二つになってしまうと考えられます)
  • 殺された者の復讐がなされない。
× それらの複合
 とはいえ、上記の条件を満たしたからといって差別や偏見の目で見ることのないように注意してください。必ずしもヴァンパイアになるとは限りませんし、逆にそれが元で人間社会に恨みを持ってしまうこともあるでしょうから。



† ヴァンパイアを発生させない
× 被害者を襲ったヴァンパイアを滅ぼす
 祖となったヴァンパイアを傷付ければ、その子孫は滅び、影響下にあった者は元に戻るといわれますが、既に自立した子孫には影響が無かったり、全く関係のない場合もあるようです
× 肉体を破壊する
  • 火葬にする
    (日本では土葬も法律上は可能ですが、98%が火葬です。)
  • 防腐処置をしてミイラにする
    (逆に霊が宿りやすく不死者として蘇る場合もあるようなので注意して下さい。)
  • 首を切り落としたり、起き上がったときに切れるように首の辺りに鎌を入れる
  • 心臓に杭を刺したり、摘出する。あるいは起き上がったときに突き刺さるようにしておく
  • 背骨・腰骨を砕く
  • 手足の腱を切る
    (ヴァンパイアには強力な再生能力もあるので、完全に破壊しておくに越したことはないでしょう。変化以前の傷は再生できないとも言われます。)
× 肉体への処置
  • 口や目などの穴に詰め物(コイン,ニンニク,聖物,香 etc.)をする
  • 顎の下に聖歌の本、煉瓦、十字架をいれる
  • 手足を縛ったり、眼を閉じたりする
  • 首を切ったり、首を別の場所に埋葬したりする
  • 頭蓋に長い釘を打ち込み、屍体の上に茨の枝を置く
  • 左の靴下に墓土などを詰めて村の外の川に捨てる
  • 全身を絨毯や網で包んだり、長靴下を巻いたりする
  • 月光を当てない
  • 死体に影を落とさない
  • 鏡に映さない
  • 水葬にする
    (『船員法』[第十五条]:水葬 の規定により、航行中の船舶における死者については水葬が可能です。)
× 埋葬時
  • 適切な葬儀と埋葬を行う
  • 墓穴の深さを倍にしたり、上に大きな石を載せる
  • うつ伏せにする
  • 十字路に埋める
  • 川の中州や無人島に埋葬する
  • 柩の中にナイフや釘、刺、ケシの実や雑穀、大蒜、野薔薇や霊的植物、蝋燭、蹄鉄、膠、愛用品、聖物などを一緒に入れる
    (生まれた土地や埋葬した土地の風習や言い伝えを参考にしましょう。)
  • 故人の名前を書いたものを埋葬しない
    (自分の名前を思い出して戻って来るといわれます。)
  • 動物を近寄らせない
  • 澱んだ水に覆いをする
× その後
  • 七年間放っておく
    (七年放って置かれると、違う土地へ行って人間になれるといわれます。但し、その子供は死後ヴァンパイアになってしまいます)
× それらの併用
 まずは、発生原因を断つことが最善。邪悪な生まれの子供にも正しく洗礼を与えて正しい生活を送り、適切な埋葬を行うことで防ぐ事も出来るでしょう。
 なお、既にヴァンパイアとなっている可能性がある場合は、[ 対抗・退治 ] も参照のこと。



† ヴァンパイアの獲物の特徴
× 外見
  • 美しい
    (彼ら自身の嗜好と、神への冒涜という意味合いがあるようです)
× 性質
  • 同性愛の傾向のある者
  • 改悛の無い兇悪犯罪者
    (特に殺人者)
  • 浮浪者・犯罪者など社会からの落伍者
    (被害者を目立たせないために狙うことが多いと思われます)
  • 運の悪い者
    (…仕方ありませんね、諦めて下さい)
× 犠牲者の症状
  • 不眠、夢遊病
  • 首や胸、肘の内側など血管の近くに傷がある
  • 貧血
  • 食欲不振や呼吸困難
  • 犬歯が伸びている
  • 光や大蒜、聖物を避ける



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