- ドリームクラウンイベント -



ドリームクラウンイベント
ゲルダへの届もの:クレモナの老紳士から預かったゲルダへの届け物。
 婚姻の品が入ってるらしいが、詳細は不明。(婚約の品だと言っているのにいつのまにか婚姻のになってる)
ゲルダの手紙:クレモナの老人に宛てられた、ゲルダからの手紙。
 宛名は“忘れがたしあなたへ”とある。 ………。

□クレモナ (教会)
老人
「…そうですか。
 南部からいらしたのですか。
「………。


老人
「もう遠い昔、プロカス国王が
 即位される更に前の話ですが…
「私は、使用人として
 私の家に勤めていた南部の娘と、
 恋仲になりましてね…
「家も身分も全て捨てて、
 その娘と南部で一緒に暮らす約束を
 したのです。 老人
「…でも、結局私には約束を守ることが
 出来なかった…。
「貴族の豊かな生活しか知らない私には
 彼女から聞いていた下級民の暮らしが
 怖かったのです。
「約束の日…そう、ここが彼女との
 待ち合わせの場所でした。
 …でも、私はここに来なかった。
「ここに来たのは私の父だったのです。
 その後、彼女は屋敷を追い出され、
 ひとり南部の故郷へと帰りました。
老人
「後悔しても、あの日には戻れない。
 そんなことは分かっています。
「だが、どうしてもあの人に謝りたい。
 たとえ許されなくとも…、せめて…
 今の私に出来ることがあれば…。
「私も歳をとりました。今は歩くこと
 さえ思うようになりません。
 南部への長旅など出来るはずもない。
老人
「…自分勝手な願いであることは、
 十分承知しています。
「恥を忍んでお願いします。
 南部でゲルダという女性に会ったら、
 これを渡しては頂けませんか…。

1.
「わかりました。
男女リーダー
「わかりました。我々に出来ることで
 あれば、尽力いたしましょう。
老人
「ありがとうございます。
 では、よろしくお願いします。
「この中には、
 あの日彼女に渡すはずだった
 婚約の品が入っています。
「これを売ればまとまったお金に
 なるはずです。
 どうか、これを彼女に…。
(ゲルダへの届け物)

2.
「申し訳ありませんが…
男女リーダー
「申し訳ありませんが我々には目的が
 あります。お力添えにはなれません。
老人
「そうですか、そうですよね…。
 
「すみません、
 変な話を聞かせてしまって…。
 
(断っても、もう一度入れば、同じ話を聞ける)

□クレネル渓谷:荒遊の地ブーレム
(南)年輩の女性
「ああ、ゲルダ婆さんならよく
 知ってるよ。
「子供の頃、
 よく遊んでもらったからねぇ。
 …ゲルダ婆さんの家かい?
「残念だけどここじゃあない。
 ゼノビアとの国境近くにある、
 イールって町だよ。
「あたしの故郷もそこなのさ…。
 あたしも随分会ってないから
 ヨロシク言っといておくれよ。

□ゼノビア国境:国境の町イール
老人
「…ゲルダ婆さんなら以前ここに住んで
 おったが、今はもういないよ。
「体の調子を崩してしまってなあ…。
 独り暮しは不安だからといって、
 娘さんの嫁ぎ先に越していった。
「…娘さんの家?
 う〜ん、西部のソアソン台地の辺り
 だったように思うが…
「悪いが、良くは覚えておらん。
 あとはあんたらで探しておくれ。

□ソアソン台地:トリスル
(南)若い女性
「はい。ゲルダなら私の祖母ですが、
 既に他界しております。 (暗転)
ゲルダの孫娘
「…そうですか。祖母にそんな事が…
 全く存じませんでした。
「若い頃、大きなお屋敷で働いていた
 ことは聞いておりましたが、まさか
 そんな出来事があったなんて。
「ただ…祖母より、クレモナから
 貴族の方が来られたらお渡しする
 ようにと、手紙を預かっています。
「間違いなく、そのご老人に
 宛てたものだと思います。
 どうか私に代わりお渡しして下さい。
ゲルダの孫娘
「それと…わざわざお持ち頂いた
 お荷物ですが…
「祖母がいない以上、
 私が受け取る訳にもいきません。
「はるばる遠い所より、
 ご足労頂いて恐縮ですが、
 併せてご老人にお返し下さい。
ゲルダの孫娘
「…これが祖母からの手紙です。

□蒼きバジリカ:クレモナ (教会)
老人
「そうですか、既にゲルダは…

老人
「…うっ、ううっ。

老人
「すみません…この歳になって、
 こんな気持ちになるなんて…。
「色々とありがとうございました。
 お礼といっては何ですが、
 その荷物はそのままお持ち下さい。
「箱の中には、プリンセスへの
 クラスチェンジを可能にする
 ドリームクラウンが入っています。
「きっと、みなさんの
 お役に立つことと思います。
 本当にありがとうございました。


>再訪問
シスター
「…貴族の…ご老人ですか?
「あぁ、憶えています。いつも、
 小さな箱を大切そうに抱えていた
 品のいいお爺さんですよね?
「ええ、確かによくおいでに
 なられていました。
「なんでも、大切な人と待ち合わせ
 してるって。小箱もその人に渡す
 大事な物だって言っていました。
「でも、西部解放の頃だったかしら、
 お亡くなりになられたそうで…。
「約束を果たせないまま
 逝ってしまわれて、
 心残りだったでしょうね。
シスター
「………。

シスター
「もしかして…。

「あなたが、あのお爺さんと
 待ち合わせをされていたのですか?




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