- 44 オールア平原 -




(作戦会議室)
(ヒューゴーが入ってくる)
軍師ヒューゴー
「大変じゃマグナス。

「何者かは知らんが。
 我々の行く手に立ちはだかる
 者がおるぞ。
マグナス
「…中央の残党か?

軍師ヒューゴー
「その数や動きから見て、残党といった
 レベルのものではなさそうじゃ。
マグナス
「では一体…?

軍師ヒューゴー
「とにかく、戦闘に備えるぞ。
 …作戦会議じゃ。


それでは説明を始めるぞ。


今回は北西に位置する『トラノス』を
本拠地として行動することになる。

目標となるのは、本拠地から南東に向かって
約2日の距離にある『ランデリッヒ砦』じゃ。

この砦を制圧し、
王都ウィニアへと帰還することが、
今作戦の目的となる。
現在、敵に関する情報は非常に少ないが、
偵察部隊の報告から、極めて強力な敵である
 ことだけは予想出来る。
『これまでの敵とは比べものにならない相手』
…それが最期の言葉だったそうじゃ。



軍師ヒューゴー
「相手が一体何者なのか?
 直接確かめるしかないようじゃ。
■MissionStart


□宿場町ランデック
(金) 年輩の男性
「この後はローディスと戦争か?
 それともゼノビアを落すか?
「ニルダム兵団でも使って、
 ローディスへの盾とするのもいい。
 まあ…そんな事よりも、
「まずは、国力をつけんとなぁ。
 中央にウィニア城に勝る城を建て、
 国民を重税で苦しめてやれ。
「そしてお前達は、呼ばれるのさ。
 ……中央の貴族…とな。



□アルベスタ
(金) 少年
「なんだよォ! かくめいぐんも
 上のヤツらはヒドイんだな!!

「お姉ちゃんたち、
 あんなにがんばってたのに…
 用ずみになったらポイってワケ?
「あんな奴ら、やっつけちゃえよッ!




□教示の地ルバン
老人
「ふむ、確かにおまえさん達には、
 世話になったよ…
「…だがな、ここまでの道のり。
 少々力任せではなかったかな?
 勝利を得る為に、何か…
「大切なものを犠牲にしなかったか?
 結果は同じように見えても、
 民はその行程一つ一つを見ている。
「気をつけなされ…、おまえさん達は
 今や人を導く立場じゃ。
 …忘れんようにな…。


□紀律の地ブロード
(藍) 若い女性
「貴方たちは戦いが好きですか?
 争うことが好きですか?
「若く、力を持つ者は良い。
 貴方たちが興し、
 成功させた革命に賛同し、
「共に歩むことを望むでしょう。
 …では、戦う力を持たない者は?
 子どもや年寄り…病人たちは?
「力と争いによって
 興された国ならば、
 力と争いが地位を決めるのでは?
「貴方たちは、この地に新たな基準を…
 新たな地位と階級を作るために、
 戦っていたのですか?
「…戦いに勝利した貴方たちが、
 その頂点に立つのでしょう?




天空のギルバルド
「若さとはひたむきさであると
 思ってはいたが…
「そのひたむきさも、
 時にはこの様な悲劇を生んで
 しまうのだな。
天空のギルバルド
「余計な知恵で現実をごまかす
 のも愚かだが、
「自ら何も知ろうとしないのも
 同じく愚かな事だ。

「若さを盾に自分をごまかす事は
 許さんぞッ!!

Fight
天空のギルバルド
「オレもここで終わりか…
 …カノープス……済ま…な……い…



妖術士サラディン
「己に出来る事は、
 全てやったつもりなのであろう?
「果たして本当にそうだったか?
 君達は力だけを信じ、ここ迄進んで
 来たのではないか?
「力だけを頼り、何処かで楽な方法を
 選びはしなかったか?

「君達の資質をもってすれば、
 暗黒道の誘いなど拒めたであろうに…

Fight
妖術士サラディン
「世界は破滅へと向かうのか…?
 …師の言われた通り…なの……か…



疾風のデボネア
「君達とは戦いたくはなかった。
 …しかしこれも騎士の定め。
「大義の為であれば、
 誰と刃を交える事もいとわぬ。
 …行くぞッ!!
Fight
疾風のデボネア
「強者に敗れた事に悔いは無い…

「ただ…、君達を止められ…
 なかった……事…だけ…が……




聖母アイーシャ
「何故、もっと多くの人々の事を
 考えられなかったのです?
「それ程の強さを持つのなら、
 心に余裕も持てた筈、周りにも
 目を向ける事が出来た筈…。
「なんて悲しいこと…
 貴方達は、自分自身を愛すること
 しか出来なかったのですね…。
Fight
聖母アイーシャ
「貴方達なら、わかってくれると
 信じていたのに…
「あぁ母上…、私も母上のもとへ…
 …参り…ま……す…



□ランデリッヒ砦
勇者デスティン
「蒼天騎士団、これ以上
 先に進んでもらっては困る。
「まだ間に合う。
 故郷にでも戻り、静かに暮せ。
 …さぁ、引き返すんだッ!

「何故ですか?
 どうして私達が…?

「何故ですか?
 どうして我々が…?
勇者デスティン
「…何も思い当たらないのか?
 君達は何故ここにいる?
「誰についてここまで来た?
 君達は、自分を指揮する者を
 常に見ていたか?
「戦いに勝利する側に…
 勝利出来る彼に、盲目的に付き
 従って来たのではないか?
「彼の行いを…、従うべきかの
 是非を考えていたか?
 …己の心に問い続けていたか?
勇者デスティン
「君達のリーダーは、
 …器を持つ者か?
「戦いが終わった後に、
 民の上に立てる人物か?
 …人を導ける器か?

「わ…、私達は……


「お…、俺達は……

勇者デスティン
「私は、君達の生き方を否定しない。
 しかし、この国の未来は…
「彼を求めはしなかった。
 そして、彼と共に歩む君達を、
 中央へ帰す訳にはいかないのだッ!
Fight


>レイア
レイア
「私はマグナスを守る!
 あなた達には殺させない!
「でも…、どうして…?
 マグナスが
 前と変わったとでも言うの?
勇者デスティン
「君は分かっているだろう、
 …レイア?
「君が彼を変えてやる事も
 出来た筈だ。
 彼を信じた君になら…
「ずっと傍にいて、
 彼を見ていた君ならば……

レイア
「………。

勇者デスティン
「君は彼と共に歩む気なのだな?
 …それでも構わないよ。
「私は君を止めはしない。
 人の気持ちや意志を力で変える
 つもりも無い。
「ただし君達を…、
 君達を中央へ進ませるわけには
 いかないッ!
レイア
「…戦うしかないのね。

Fight


>エウロペア
勇者デスティン
「……君か…。

星辰の騎士エウロペア
「裏切り者めッ、何故今になって
 我等の敵にまわる!
「デスティン、我等は同じ道を
 歩んでいたのではなかったのか?

勇者デスティン
「私は常に民の側にいる。
 この剣はその為のものだ。
星辰の騎士エウロペア
「結局はあなたも力で解決する
 人間だったのか?
「一度は指導者と認めた者を、
 民が求めていないからという
 理由で排除する…。
「貴方は…
 その様な人だったのかッ!

勇者デスティン
「理解しろとは言わぬ。

「君も私と同じ…
 誇りと信念の為に戦う
 戦士だからな。
Fight


>カース
失意の騎士カース
「デスティン殿ッ、我々は同志では
 なかったのか!?
「国や民族、種族といった枠組を
 越えて、共に理想の為に戦って
 来たのではないのか?
「それとも、所詮はゼノビア人…
 異教徒とは分かり合えぬという
 ことなのかッ!
勇者デスティン
「私とて…、望んで君達と戦う
 訳ではない。
「しかしこの国の多くの民は、
 これからの世界に君達が必要
 だとは思っていない。
「残念だが…
 中央に君達の居場所は無い。

Fight


>マグナス
勇者デスティン
「マグナスよ、
 君にはここで敗れてもらう。
「さぁ、我々に屈するのだ。
 今ならまだ、まだ間に合う。

マグナス
「何故だ? なぜ俺達がこんな目に
 遭わなければならない?
勇者デスティン
「…自分の胸に手を当ててみよ。

「君達は戦う事に…、勝利する事に
 心を奪われていなかったか?

「他者の事を考え行動していたか?
 犠牲を当然と思ってはいなかったか?
 …結果を出す事は重要だ。
「しかし結果だけでは駄目なのだ。
 それでは力を振りかざした支配者達と
 何も変わらない。
「民が求めるのは王道を貫ける者…
 真の王たる器を持った人物だ。
マグナス
「俺の行動が…、俺の選択が…
 間違っていたと言うのか…?
勇者デスティン
「間違いではない。
 しかし、正しくはなかった。
「そして、覇道を進む君を
 中央へ帰す訳にはいかないのだ!

Fight





[other] [INDEX]