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 エンディングポイント125以上
 オピニオンリーダーが男
 三神器を所有
 十二使徒の証が揃っている
 トリスタンとラウニィーが仲間にいる




新王都ゼノビア


ランスロット
「 …ついにグラン王の仇をとる事が
 できた。これで戦いも終わりだ。

ウォーレン
「 すべてデスティン殿の
 おかげですね。

ランスロット
「 …王位はやはり、トリスタン殿下が
 継ぐか……。

ウォーレン
「 ……それは仕方のないこと。
 言いたい事はわかりますが……。

ランスロット
「 むろん、殿下は大陸を治めるに
 ふさわしいお方…。

「 …もし、私が騎士でなければ、
 デスティン殿に
 ついていくのだがな……。

ウォーレン
「 ここは、めでたいうたげのせき…。
 聞かなかった事にしましょうか。

ランスロット
「 うむ…、そうだな。
 少しよったようだな…。ハハ…。

…ランスロット・ハミルトン。
新ゼノビア王国騎士団の団長となる。
二年後、ハイムの戦役で戦死。

…ウォーレン・ムーン。
新ゼノビア王国魔法団の団長となる。
同じくハイムの戦役で行方不明。

カノープス
「 …行くのか、ギルバルド。


ギルバルド
「 ああ、オレの役目は終わった。
 これからはおまえたちの時代だ。

カノープス
「 ユーリアをどうする…?
 あいつは、おまえの事を…。
ギルバルド
「 バカな…。民のためとはいえ、
 一度はゼノビアを裏切った男だ。

「 ユーリアを幸せにできるはずも
 なかろう。
 …このまま、行かせてくれ。

カノープス
「 …しかし、それでは…。
 それにオレは…これから…。

ギルバルド
「 …笑え。笑えよ、カノープス。
 笑顔でオレを見送ってくれ。

カノープス
「 ……そうだな。すまなかった。
 かならず戻ってこいよ。

ギルバルド
「 ああ…、殿下を頼んだぞ。
 いつかどこかで、また会おう。

ユーリア
「 兄さん、ギルバルド様は…?
 ……行ってしまわれたのね…。

カノープス
「 ゆるせ。オレにはあいつを
 止める事はできなかった…。

ユーリア
「 …ううん、いいの。…きっと
 また会えるわ。必ず…。

…カノープス・ウォルフ
新ゼノビア王国魔獣軍団団長になる。
ハイムの戦役にて旧友と再会する。

…ユーリア・ウォルフ
その歌ごえは世の人々をみりょうし、
歴史に名を残す歌い手となる。

ユーシス
「 …やっと終わった。これで
 天空へ戻る事ができるわね。

フォーゲル
「 あなたは立派な天使長になられた。
 聖なる父もおよろこびのはず。

ユーシス
「 …しかし、私は姉さんを助ける事が
 できなかったわ…。

フォーゲル
「 ミザールは死に場所を探していた。
 死を望んでいたのです。

「 われわれは、みな聖なる父の子…。
 あなたの姉さんは、死してやっと
 天へ帰る事ができたのです。

ユーシス
「 …そうね。…きっとそうだわ。
 ……ミザール姉さん…。

フォーゲル
「 さあ、そんなに哀しまないで。
 今夜は下界の新たな旅立ちの日。

「 われわれの仕事は、まだまだ
 続きます。下界に真の平和を
 もたらすまで…。

…天使長ユーシス
慈愛の心で神の教えを広め、後に
神々のひとりにむかえられた…。

…竜牙のフォーゲル
呪わしきその姿から人間に戻れる日は
いつのことか…。

スルスト
「 Oh フェンリルさんでは
 ありませんか〜。どうしました?

フェンリル
「 ちょっと気になることがあってね。
 考えすぎならいいんだけど。

スルスト
「 ユーの心配事とは
 ラシュディの事デスネ…?

フェンリル
「 あら、さえているじゃない。
 軽いだけじゃないのね。

「 最後の決戦であいつは、自分たちが
 負けることを、まるで運命のように
 言っていたわ…。

「 そう…、まるで自分が死ぬ事を
 知っていたみたい……。


スルスト
「 では、ラシュディが復活するとでも
 思っているのデスカ?

「 HAHA。それはユーの考えすぎ。
 だいたい、アイツは自分の魂を
 暗黒神のイケニエにした男。

フェンリル
「 …そうね。心配しすぎよね。
 私ってば、暗い女だわ…。

スルスト
「 NO! NO!
 そんなことはありまセンヨ!

「 さあ、広間でワタシとイッショに
 ワインでものみまセンカ?
 ネ

…氷のフェンリル
かのじょのもたらした聖剣が再び
その力を発揮する日はいつか…?

…赤炎のスルスト
地上の人々は、三騎士の助けが再び
必要になる事をまだ知らない…。

トリスタン
「 ・・・考えなおさないか…? 民は
 君が王になる事を望んでいる。

デスティン
「 トリスタン、きみこそが
 正当な王位継承者だ。

「 きみがいなければ
 反乱軍に様々な戦士が集まり、
 帝国に勝つ事もなかったろう。

「 私はきみの手伝いをしただけだ。
 きみならば、争いのない平和な
 王国をきずくことができよう。

トリスタン
「 ならば、いま少しここにとどまり
 私を助けてはくれないか?

デスティン
「 北方の大国、ローディス教国が
 この大陸をねらっているという。

「 多くの血を流し、手にいれた
 この大陸をやつらに渡すわけには
 いかん…。

ラウニィー
「 そんな危険なところへ、
 あなたは行くというの…?

デスティン
「 ハハハ…。心配はいらないよ。
 私ならだいじょうぶ。

「 それより、きみたちの結婚式に
 出れないのが残念だ…。
 良い王国をきずいてくれ。

トリスタン
「 必ず、戻ってきてくれ。
 いつまでも待っているから。

デスティン
「 ありがとう。トリスタン。
 またいつか会おう。

…トリスタン・ゼノビア王
神々から祝福を受けたトリスタンは
『聖王』と呼ばれ民に愛された。

…ラウニィー・ゼノビア王妃
王妃の手にした幸福が、つかの間の
ものである事を知る者はいない…。

デボネア
「 ……おいてけぼりはひどいな…。
 それに1人じゃ危険だ。

ギルバルド
「 ローディスから帰ってきた者は
 1人もいないと言う……。

アイーシャ
「 私たちは、あなたに命を救って
 もらった者です。

サラディン
「 今度はあなたと共に旅し、
 あなたの助けとなりましょう。

デスティン
「 …帰ってこれるかどうか
 わからないんだぞ。

デボネア
「 平和になったゼノビアに、
 われわれは必要ないさ。

「 それに、きみと行動を共にした方が
 よっぽど面白そうだ。カリを
 返さなくてはならんしな。

デスティン
「 …ハハハ。仕方のないやつらだな。
 好きにするがいいさ。

デボネア
「 さあ、はやく旅支度をしよう。
 他のやつらに見つかる前にな。

デスティン
「 …他のやつらじゃなくて、
 ノルンさんからだろ?

デボネア
「 ハハ。それを言わないでくれよ。
 まいっちゃうな…。ハハハ。


うたげの続くなか
勇者とその一行は城門をぬけると
果てしない荒野へ消えていった。

その新たな旅立ちを
オーブをとおして見ている
老いた男女がいた…。

…彼らの旅立ちは始まったばかり。
自分たちの前にどのような運命が
待っているか知るはずもない…。

オウガバトルはこれからじゃ…。
それまでは、つかのまの安らぎを
味わうがよい…。

おぬしたちが、わしらの前に
あらわれる日を楽しみにしておるぞ。
それまでいのるとしようか。

われらが勇者に
神のご加護がありますように。



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