ヌエ
(Nue?)
HELP 雷獣ヌエ
登場 用語
解説  らいじゅうのたての力となった獣。
由来  鵺。『平家物語』の『鵺』に語られる、頭は猿、身体は狸、尾は蛇、手足は虎、鳴声は鵺(トラツグミ)に似ていたと言う複合獣。近衛天皇の代に黒雲と共に御所の上に現れて天皇を悩ませたため、将軍源義家の故事にちなんで呼び寄せられた源三位頼政が弓で射落とした。その功績によって、頼政は天皇から獅子王という名剣を授かる。
 また、その後、同じように鳴声で天皇を悩ませた鵺と言う化鳥を、頼政は雨の中に射落としている。
 元は、『十訓抄』に語られる、鵺と言う鳥を五月雨の中に射たという弓術賛美の話であったものが、化鳥退治と弓術説話との二つに分かれて語られるようになったものであるらしい。また、鵺の獣を十二支に当てて、その方角か時刻に、帝の病魔退散を願う蟇目(魔除けの大鏑矢)の法を行ったことを意味するとも言われる。
戯言  黒雲と共に現れるために雷と結び付いているのでしょうか? 雷獣との関わりは不明ですが、漫画『バスタード!』には雷獣ヌエとして登場します。
 ヴァレリア島パラティヌス王国には、ヌエの血で清められた盾が存在します。




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