福音書対照表 最後の晩餐


テーマ内容 マタイマルコ ルカヨハネ
イエスを殺す計略  過越祭の二日前、祭司長たちはイエスを捕らえて殺そうと考えていたが、民衆の騒ぎを恐れて祭りの間に捕らえるのはやめようと相談する。 イエスは弟子たちに、人の子が十字架にかけられることを予告する。
26:1-5
14:1-222:1-2ファリサイ派たちは、皆がイエスを信じるようになることでローマ人に滅ぼされるのを恐れ、イエスを殺そうと企んで、彼を探すようになった。これは大祭司がイエスが国民のために死ぬ事を預言したのである。
11:45-55
ベタニアで香油を注がれる  重い皮膚病のシモンの家で一人の女がイエスの頭に香油を注ぐ。弟子たちは何故貧しい人に施さないのか憤慨するが、イエスは自らを葬る準備のために良いことをしたと言う。 26:6-1314:3-9
蘇ったラザロの家。マリアが香油をイエスの足に塗って髪で拭う。金をごまかしていたユダが非難する。
12:1-8
ユダ、裏切りを企てる  ユダはイエスを引き渡すために祭司長たちのところへ行き、祭司長たちは金を与える約束をした。ユダは良い機会を狙っていた。 銀貨三十枚を支払うことを約束した。
26:14-16
14:10-11ユダの中にサタンが入り、祭司長たちにどうやってイエスを引き渡そうかと相談を持ちかける。
22:3-6

ラザロに対する陰謀  多くの人が蘇ったラザロのことでイエスを信じるようになったので、祭司長たちはラザロも殺そうと謀った。


22:9-11
過越の食事をする  除酵祭の第一日、イエスは都のある人の家に食事の準備をさせる。食事の席でイエスは一人が裏切ろうとしている。人の子は聖書にある通り去っていくが、人の子を裏切る者は不幸だと言った。 ユダがまさか私のことでは、というと、イエスはそれはあなたの言ったことだと答える。
26:17-25
都で水がめを運んでいる男の家に準備をさせる。
イエスの言葉に心を痛める弟子に、イエスは十二人のうち一人で、わたしと一緒に鉢に食べ物を浸している者がそれだと答えた。
12:14-21
都で水がめを運んでいる男の家に準備をさせる。
イエスがわたしを裏切る者が一緒に手を食卓に置いていると言ったので、使徒たちは議論した。
22:7-14、21-23
(過越祭の前日?)愛する弟子に誰のことかと言われたのに対して、パン切れを浸して与えるのがその人と答えてユダにパンを与えると、サタンがユダに入った。イエスがユダにしようとしていることをしなさいと言ったので出て行った。弟子たちはなぜユダにそう言ったのか分からなかった。
13:21-30
主の晩餐  イエスは賛美の祈りを唱えてパンを裂いて弟子に与え、これは私の体であると言い、感謝の祈りを唱えて杯を渡し、これは多くの人のために流されるわたしの血、契約の血であると言い、父の国で飲むときまでぶどうの実で作ったものを飲むことは無いと告げた。一同は賛美の祈りを唱えてオリーブ山へ出かけた。 罪が赦されるように流される血。
26:26-30
14:22-26杯を先に回して飲ませる。神の国で過越しが成し遂げられるまで、過越しの食事を取ることは無い。パンを与え、わたしの記念としてこのように行いなさいと言う。食後、この杯はあなたがたのために流されるわたしの血による新しい契約であると言って与える。
22:14-20

いちばん偉い者  使徒たちの間で誰が偉いか議論になった。イエスは、上に立つ者は仕える者のようになりなさい。試練に踏みとどまった弟子たちは、神がイエスに与えたようにイスラエルの十二部族を治める権限がゆだねられると言った。

22:24-30
ペトロの離反を予告する  イエスはペトロに、あなたは今夜鶏が鳴く前に、三度わたしのことを知らないと言うだろうと言った。 弟子たちが躓くであろうと言い、ペトロは自分だけは躓かないと答える。イエスの言葉に対して、あなたのことを知らないとは言わないと言い、他の弟子も同じように答える。
26:31-35
弟子たちが躓くであろうと言い、ペトロは自分だけは躓かないと答える。鶏が二度鳴く前に三度否定するというイエスの言葉に対して、あなたのことを知らないとは言わないと言い、他の弟子も同じように答える。
14:27-31
イエスはペトロに、あなたのために信仰がなくならないように祈った。立ち直ったら兄弟たちを力づけてやるようにと言うと、ペトロはイエスのためなら死んでも良いと答える。
22:31-34
ペトロがイエスにどこへ行くのかと問う。イエスが今はついて来ることはできないが後で来るだろうというと、ペトロはあなたのためなら命も捨てると答える。
13:36-38
イエスは父に至る道  神を信じ、わたしを信じなさい。どこへ行くのか分からないというトマスにはわたしは道であり真理であり命であると言い、父を示して欲しいというフィリポにはわたしは父の内にあり、わたしの内に父がいると叱責する。


14:1-14
聖霊を与える約束  わたしは去っていくが、わたしの名によって遣わされる聖霊があなた方にすべての事を教える。


14:15-31
イエスはまことのぶどうの木  わたしに繋がっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。わたしにつながっていながら、実を結ばない枝は農夫である父が取り除かれ、繋がっていない人は投げ捨てられる。互いに愛し合いなさい。


15:1-15
迫害の予告  世があなたがたを憎む前にわたしを憎んでいたことを覚えなさい。人々が私を迫害したのであれば、あなたがたをも迫害するだろう。これらのことを話したのは、その時が来たときに、語ったということを思い出させるためである。


15:18-16:4
聖霊の働き  初めからこれらのことを言わなかったのは、わたしがあなたがたと一緒にいたからである。言っておきたいことは、まだたくさんあるが、今あなたがたには理解できない。わたしは父のもとに去るが、真理の霊があなたがたを導いて真理を悉く悟らせる。


16:4-15
悲しみが喜びに変わる  イエスは、あなたがたはもうわたしを見なくなるが、暫くするとわたしを見るようになると言ったが、弟子たちは理解しなかった。あなたがたは悲しむが、わたしは再びあなたがたと会い、あなたがたは心から喜ぶことになる。あなたがたがわたしの名によって父に願うならば、父はお与えになる。


16:16-24
イエスは既に勝っている  わたしはこれらのことをたとえを用いて話してきたが、父の名によって知らせる時が来る。その日にはわたしの名によって父に願うことになる。これらのことを話したのはあなた方がわたしによって平和を得る為である。あなた方には苦難があるが、わたしは既に世に勝っている。


16:25-33
イエスの祈り  イエスはこれらのことを話してから天を仰いで祈った。時が来ました。あなたの子があなたの栄光を現すようになるために、子に栄光を与えてください。


17:1-26
財布と袋と剣  何も持たずに派遣された時、何か不足したかという問いに、弟子は何も不足しなかったと答えたが、今度は財布と袋を持ち剣を買うように言った。剣が二振りあると言うと、イエスはそれで良いと言った。

22:35-38
ゲツセマネで祈る  ゲツセマネに弟子を座らせ、伴った三人の弟子に眼を覚まして待っているように言うと、自らは祈りに入った。この杯をわたしから取りのけてください。しかし、わたしが願うことではなく、御心のままに。イエスが戻ると弟子たちは眠っていた。 ペトロ、ヤコブ、ヨハネ。イエスは三度戻ったが、弟子たちはずっと眠り込んでいた。あなたがたは眠っている。時が近づいた。人の子は罪人たちの手に引き渡される。見よ、わたしを裏切る者が来た。
26:36-46
ペトロ、ヤコブ、ヨハネ。イエスは三度戻ったが、弟子たちはずっと眠り込んでいた。あなたがたは眠っている。時が近づいた。人の子は罪人たちの手に引き渡される。見よ、わたしを裏切る者が来た。
14:32-42
オリーブ山。弟子たちに祈っているように命じる。天使がイエスを力づけ、イエスは血の汗が流れるまで祈る。イエスが戻ると弟子たちは悲しみの果てに眠り込んでいた。
22:39-46

裏切られ、逮捕される  ユダと祭司長や武器を持った群集がやってきた。ユダがイエスに接吻したのを合図に人々はイエスを捕らえた。イエスと一緒にいた者が大祭司の手下に打ちかかり、片耳を切り落とした。イエスは、わたしは毎日神殿の境内にいたのに、あなたたちは捕らえなかった。これは聖書の言葉が実現するためであると言った。 友よ、しようとしていることをするが良いとユダに言う。イエスは剣をさやに納めるようにと言い願えば十二軍団以上の天使を送ってくれるが、それでは聖書の言葉が実現しないと言った。弟子たちは逃げてしまった。
26:47-56
弟子たちは逃げてしまった。
14:43-50
ユダ、あなたは接吻で人の子を裏切るのかと言う。今はあなたたちの時代で、闇が力を振るっている。
22:47-53
キドロンの谷の園。ユダと兵士達を見て、イエスは誰を探しているのかと問う。ナザレのイエスだと言うと、イエスがわたしであると答え、ユダは後ずさりして倒れた。ペトロが剣で切りかかったが、イエスは剣を納めるようにと言った。
18:1-11
一人の若者、逃げる  一人の若者がイエスについて来た。人々が捕らえようとすると、まとっていた亜麻布を捨てて裸で逃げた。
14:51

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(1) メモ

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