福音書対照表 奇跡


テーマ内容 マタイマルコ ルカヨハネ
魚が大量に獲れる  イエスの言葉の通りに網を打ったところ、網が引き上げられないほどの魚が獲れる。

舟の上で群集に教えた後、イエスの言う通りにすると昨晩取れなかった魚が大量に取れた。シモン、ヤコブ、ヨハネが弟子として従った。
5:1-11
イエスの死後、漁に出た弟子達の前に現れたイエスの言葉に従って網を打つと大量の魚が獲れた。
21:1-13
汚れた霊に取りつかれた男をいやす  カファルナウムの会堂で教えていたイエスに、汚れた霊に取りつかれた男が「おまえの正体は神の聖者だ、構わないでくれ」と叫んだ。イエスは霊を叱って追い出したので、イエスの噂が広まった。
1:21-284:31-37
多くの病人をいやす  イエスはシモンの家で熱を出していたしゅうとめをいやす。人々が病人や悪霊にとりつかれた人を連れてきたので、病人をいやし、悪霊を追い出した。 悪霊はイエスを知っていたので、イエスはものを言うことを許さなかった。
8:14-17
悪霊はイエスを知っていたので、イエスはものを言うことを許さなかった。
1:19-34
それはイザヤを通して言われたことが実現するためであった。
4:38-41

重い皮膚病を患っている人をいやす  重い皮膚病を患っている人の願いによってイエスは皮膚病を清め、このことを誰にも話さずに祭司に体を見せ、人々に証明するように告げた。 8:1-4彼は人々に言い広めたので、イエスは町の外の人のいない所にいた。
1:40-45
人々が集まってきたので、イエスは人里離れたところで祈っていた。
5:12-16

中風の人をいやす  人々が中風の人を床に寝かせたまま連れてきたので、イエスはその人たちの信仰を見て、あなたの罪は赦されると言った。律法学者はイエスは神を冒涜していると考えたので、イエスはそれを見抜いて、罪は赦されるというのと、起きて歩けというのとどちらが易しいかと言った。中風の人に起きて床を担いで帰るように言うと、その人はその通りにしたので、群集は驚いて神を賛美した。 自分の町。
9:1-8
カファルナウム。群集に阻まれて入れなかったので、屋根に穴を開けて床をつり降ろした。数人いた律法学者が考えた。
2:1-12
パリサイ派の人々と律法の教師たちが集まった中で病気をいやしていた。群集に阻まれて入れなかったので、屋根の川原をはがして床ごとつり降ろした。律法学者やファリサイ派の人々が考えた。
5:17-26

二人の盲人をいやす  二人の盲人がイエスについて来て、イエスはいやすことができると信じているといったので、そのようになった。イエスは誰にも知らせないように厳しく命じたが、二人は言い広めた。 9:27-31


ベトザタの池で病人をいやす  エルサレムのベトザタの池で三十八年も病気に苦しんでいる人を見てその人をいやし、床を担いで歩くように言うと、その人は担いで歩いていった。その後、安息日にいやしを行ったのがイエスであると知ったその人がユダヤ人たちに知らせたので、ユダヤ人はイエスを迫害するようになった。更にイエスが父が働いているから自分も働くと、安息日を破り、神と等しい発言をしたイエスを殺そうと狙うようになった。


5:1-18
口の利けない人をいやす  悪霊に取り付かれて口の利けない人の悪霊を追い出した。ものを言い始めたので、人々は驚き、ファリサイ派の人々は、イエスが悪霊の頭の力で悪霊を追い出していると言った。 9:32-34


手の萎えた人をいやす  会堂に手の萎えた人がいた。安息日にいやすかどうか注目される中、安息日に許されているのは善を行うことか、悪を行うことかと問い掛けた。イエスが手を伸ばすように言うと、その通りになった。ファリサイ派の人々はどのようにイエスを殺そうか相談した。 人々が安息日にいやすのは許されているかと問い、イエスは善いことは許されていると答えた。
12:9-14

イエスは怒って人々を見回し、かたくなな心を悲しみながらいやしを行った。
3:1-6
律法学者やファリサイ派の人々は注目していたが、いやされたので怒り狂ってイエスを何とかしようと相談した。
6:6-11

神が選んだ僕  イエスはそこを立ち去ったが、大勢の群集が従った。イエスは皆の病気をいやして、自分のことを言いふらさないように戒めた。それはイザヤを通して言われたこと(42章)が実現するためであった。 12:15-21


湖の岸辺の群集  様々な土地からイエスのことを聞いたおびただしい群集が集まってきた。病人が皆イエスに触れようとして押し寄せたので、イエスは舟を用意して欲しいといった。汚れた霊はイエスを見るとひれ伏して、神の子だと叫んだが、イエスは言いふらさないように厳しく戒めた。
3:7-12

おびただしい病人をいやす  様々な土地から悪霊に取りつかれた者や病人が集まってきた。 評判はシリア中に広がり、イエスは人々をいやし、大勢の群集がイエスに従った。
4:23-25

イエスが病気をいやしていたので、何とかイエスに触れようとした。
6:17-19

百人隊長の僕をいやす  カファルナウムの百人隊長が部下の病気を治してくれるように頼んだ。イエスはそこへ行こうと言ったが、百人隊長はイエスを迎えられるような者ではないから、自分が部下に命じるように一言言ってくれるようにと願った。イエスはそれに感心し、これほどの信仰は見たことがないと言った。イエスが帰るように言うと、部下はいやされた。 隊長自ら、中風で苦しんでいる部下のためにイエスの元に来る。
8:5-13

重んじられている部下が病気で死にかけていた。かつてユダヤの会堂を建てた百人隊長はユダヤの長老を使いにやり、イエスが来る途中で友人を使いにやって迎えるような者ではないことを伝えさせた。使いが帰ると部下はいやされていた。
7:1-10
カファルナウムで王の役人の息子が病気。役人はカナにいたイエスにカファルナウムに来ていやしてくれるように頼むが、イエスは、あなたがたは不思議なことを見なければ決して信じないと言う。イエスは子供は生きるから帰るように言ったので、役人はそれを信じて帰る途中、僕たちが息子がイエスの言葉と同じ時刻に良くなったことを告げる。ガリラヤでの二回目のしるし。
4:43-54
やもめの息子を生き返らせる  やもめの一人息子の葬儀に遭遇したイエスはやもめを憐れに思い、棺に手を触れて起きるように言うと、死人は起き上がった。人々は恐れを抱き、神を賛美した。この話はユダヤ全土や周辺に広がった。

7:11-17
突風を静める  イエスが弟子と共に舟に乗り込むと、突風が起こって舟は水をかぶった。イエスは寝ていたが、弟子たちが起こしたので、風と湖を叱りつけると凪になった。 嵐。
8:23-27
4:35-418:22-25
悪霊に取りつかれたゲラサの人をいやす  イエスが向こう岸に着くと、悪霊に取りつかれて墓場に住んでいた男が現れ、神の子イエスよ、かまわないでくれ、苦しめないでくれとイエスに向かって叫んだ。悪霊はイエスに豚の中に入る許しを願ったので、イエスは許し、悪霊は豚の中に入った。すると豚の群れは湖になだれ込んで死んだ。豚飼いは言い広めたので人々はイエスにその地方から出て行ってもらいたいと言った。 ガダラ人の地方の二人の男。凶暴で誰もその辺りの道を通れなかった。悪霊はまだその時でないのに苦しめるのかと言う。
8:28-34
たびたび鎖で縛られたが、引きちぎって墓場や山で叫んだり石で自分を叩いたりしていた。悪霊は大勢なのでレギオンを名乗る。その人はイエスについていきたいと言うが、イエスは自分の家に帰って身内の人にこのことを知らせるように言い、その人は言い広めた。
5:1-20
何回も悪霊に取りつかれては鎖をかけられていたが、その都度荒れ野へと駆り立てられた。悪霊はレギオン。その人はイエスにお供したいと言ったが、イエスは自分の家に帰ってこのことを言い広めるように言われ、そのようにした。
8:26-39

ヤイロの娘とイエスの服に触れる女  会堂長ヤイロが死にそうな娘をいやしてくれるように頼む。大勢の群集に囲まれて行く途中、十二年間も出血の止まらない女がイエスの服に触れると、すぐに出血は止まった。イエスは力が出たのに気付き、触れたのは誰かといって見回したので、女は進み出た。イエスは信仰があなたを救ったと言葉をかけた。そのとき会堂長の家の人が娘が死んだと告げた。しかしイエスはペトロ、ヤコブ、ヨハネを連れて会堂長の家に入る。イエスが娘は眠っているというと、悲しんでいた人たちはあざ笑ったが、イエスが少女の手を取って起きなさいと言うと十二歳の少女は起きて歩いた。イエスはこのことを誰にも言わないようにと厳しく命じた。  たったいま娘が死んだという指導者がイエスのもとに来て、娘に手を置いてくれるように頼む。そこへ十二年も出血が続いている女がイエスの服の房に触れた。イエスが彼女を見て、信仰があなたを救ったと言うと彼女は治った。イエスは指導者の家に行き、少女の手を取ると少女は起き上がった。
9:18-26
タリタ、クム(少女よ起きなさい)
5:21-43
8:40-56
五千人に食べ物を与える  イエスたちは人里離れた所へ移動したが群集がついてきたので、いやしていた。夕暮れになったので五つのパンと二つの魚を裂いて弟子たちに与えた。男だけで五千人いたが、皆が満腹して残ったパン屑は十二籠もあった。 14:13-216:30-449:10-17ガリラヤ湖の向こう側。パンと魚は少年が持っていた。フィリポとアンデレがイエスと話す。
6:1-14
湖の上を歩く  イエスは弟子を強いて湖の向こう岸に行かせ、群集を解散させてから祈るために山に登った。弟子たちは風に悩まされていた。するとイエスが湖の上を歩いてきて、イエスが舟に乗ると風は静まった。 イエスは歩いてきたイエスにペトロが自分も水の上を歩かせてくれるように言い、湖の上を歩くが、怖くなって沈みかけた。イエスが助けて二人が舟に乗ると風が静まり、弟子たちはイエスを拝んだ。
14:22-33
歩いてきたイエスは舟を通り過ぎようとする。
6:45-52

(イエスは人々がイエスを王にしようとしていたので山に退いていた。)イエスを舟に迎えようとすると間もなく陸に着いた。
6:16-21
ゲネサレトで病人をいやす  湖を渡ったゲネサレトに着くと、土地の人々はイエスだと知って付近に触れ回り、病人を連れてくると、服の裾にでも触れさせてもらいたいと願い、触れた者はいやされた。 14:34-366:53-56

耳が聞こえず舌が回らない人をいやす  耳が聞こえず舌が回らない人の耳に指を入れ、唾を付けて舌に触れ、エッフェタ(開け)と言うと、その人は治った。イエスは人々に口止めをしたが、口止めされるほど人々は言い広めた。
7:31-37

大勢の病人をいやす  ガリラヤ湖のほとりの山。群集が体の不自由な人や病人を連れてきて横たえたので、イエスはいやした。群集は神を賛美する。 15:29-31


四千人に食べ物を与える  イエスは三日も集まっていた群衆を空腹のまま解散させるのはかわいそうだと言い、七つのパンと少しの魚を弟子に配らせた。四千人の人々は満腹して残ったパン屑を集めると七籠にもなった。 男が四千人。
15:32-39
四千人の人。イエスは最後にまだ悟らないのかと言う。
8:1-10


ベトサイダで盲人をいやす  人々が盲人を連れてきた。イエスは村の外に連れ出し、その目に唾をつけて、二度両手をその人の上に置いた。その人はいやされ、イエスはこの村に入ってはいけないといってその人を家に帰した。
8:22-26

生まれつきの盲人をいやす  弟子が盲人の目が見えない原因が誰の罪か尋ねると、イエスは罪ではなく神の業が現れるためと答え、唾と土をこねて目に塗り、シロアム(遣わされた者)の池であらうように言った。その通りにするといやされた。人々がどうして目が開いたのかと問うと、その人はイエスがいやしたが居場所は知らないと答える。その後、ファリサイ派が彼を調べ、彼がイエスは神のもとから来たなどと答えたので追い出した。イエスは彼と出会う。イエスはこの世に来たのは裁くためであり、見えない人は見えるように、見える人は見えなくなる、見えると言っているファリサイ派の罪は残ると言った。


9:1-12
悪霊に取りつかれた子をいやす  イエスの変容の後、一同が山を降りると、群衆の中に霊に取りつかれててんかんを引き起こしていた子がいたが、他の弟子たちでは治すことができなかった。イエスはなんと信仰の無い時代なのか、いつまであなたがたに我慢しなければいけないのかと言い、その子を連れてくるように言った。イエスは悪霊を叱って子供をいやした。 てんかんで苦しみ、火や水の中に倒れる。弟子たちがなぜ自分たちにはできなかったのかと問うと、イエスは信仰が薄いからで、信仰があれば山を移すこともできると答えた。
17:14-20
幼い頃から汚れた霊に取り付かれていた。父親は一度できればと言うが、イエスに指摘されてすぐに信じると答えた。霊を追い出された子供は一度死んだようになったが、イエスが手を取ると起きた。弟子たちの問いに対して、イエスはこの種のものは祈りによらなければ追い出すことはできないと答えた。
9:14-29
人々は神の偉大さに心を打たれた。
9:37-43

安息日に、腰の曲がった婦人をいやす  安息日に会堂で教えていたイエスが十八年も腰の曲がった婦人を見て、病気は治ったというと婦人の腰は伸びた。会堂長は腹を立てて安息日以外の日に来るように言うが、イエスに偽善者と言われて恥じ入り、群集は喜んだ。。

13:10-17
安息日に水腫の人をいやす  安息日にファリサイ派の議員の家で食事をしていたイエスは、水腫の人を見て、安息日に病気をいやすのは許されているかと問い、その人をいやした。彼らは黙っていた。

14:1-6
重い皮膚病を患っている十人の人をいやす  十人の皮膚病患者が願ったので、イエスが祭司の所に行くように言うと皆その途中でいやされた。そのうちの一人のサマリア人だけが戻ってきて感謝した。

17;11-19
ラザロの死〜イエス、ラザロを生き返らせる  ベタニアのラザロが病気だったので、イエスのもとに人をやった。イエスは二日滞在した後、眠っているラザロを起こそうと、ついこの間石で殺されそうになったユダヤに行った。弟子がラザロが眠っていると思ったので、イエスはラザロは死んだが、あなたがたが信じるようになるためには良かった、彼のところに行こうと言う。トマスはわたしたちも一緒に死のうと言った。
 イエスが着くと埋葬後四日も経っていた。イエスの問いに、ラザロの姉のマルタはイエスをメシアだと信じると答える。その姉妹マリアと一緒にいたユダヤ人が泣いているのを見て、心に憤りを覚えて墓の場所を聞いて行った。墓石をどけさせて出て来るように叫ぶと、ラザロが手足を布で巻かれたまま出てきた。



11:1-44
二人の盲人をいやす  エリコを出てエルサレムに向かうイエスに盲人が憐れんでくださいと叫んだ。群集の制止も聞かなかったので、イエスは盲人を呼び寄せると、望みに応じて盲人をいやし、盲人はイエスに従った。 エリコの道端にいた二人。深く憐れんで目に触れる。
20:29-34
バルティマイ。あなたの信仰があなたを救ったと言うと見えるようになった。
10:46-52
エリコに近づいた時。あなたの信仰があなたを救ったと言うと見えるようになった。民衆は神を賛美した。
18:35-43

テーマ内容 マタイマルコ ルカヨハネ


(1) メモ

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イエスの死・復活