† ジルコン
Zircon(Hyacinth) (ZrSiO4
風信子石


 ジルコンの名はペルシャ語の金色の意(zargun)か、アラビア語の朱色の意(zarguin)に由来し、和名は古代ギリシア以来の呼び名ヒヤシンス石に由来する。
 純度の高いものは無色透明だが、不純物によって黄、橙、青、赤、褐色などの色を示し、含まれる放射性元素の崩壊によって結晶の崩壊が進んだロー・タイプには緑系統の色が多くなる。。
 褐色が多く産出するが、熱処理によって透明や青色に変化し、更に熱すると黄金色に変化する。無色透明のものは、かつてはダイアモンドの代用として用いられていた。
  •  十二月(人馬宮)の誕生石。
  •  高い屈折率と複屈折によって、石を通して見ると二重に見える(ダブリング現象)ハイ・タイプと、含まれる放射性元素の崩壊によって結晶格子の崩壊が進んだロー・タイプに分けられる。
  •  アルベルトゥス・マグヌスによれば、ヒヤシンスは旅の安全を保障する石だと云われる。最良のものは緑と赤であり、必ず銀で象嵌しなければならない。また、水気を帯びた白色がかった黄色と、高価なサファイアに似たものがあり、サファイアに似たものは冷気によって眠気を催させると云う。
     古代にはサファイアの名はラピス・ラズリを表すのに用いられており、実際のサファイアはヒヤシンス石に含まれていたようだ。
  •  キュービック・ジルコニアは、酸化ジルコニウム(ZrO2)に幾つかの物質を添加して合成した別の石。