† ペリドット
Peridot ((Mg,Fe)2SiO4
橄欖(かんらん)石


 鉱物としての名はオリヴィンと呼ばれ、特に宝石となるものをペリドットと呼ぶ。プリニウスの『博物誌』では、金色をしたものは「リーキの汁(西洋ネギ)」に似ていると記されている。鉄に起因するオリーブグリーン色をもつ宝石で、オリヴィン(橄欖石)の名前もそこに由来する。ペリドットの名は、よく似た石のエピドートと同じく、多彩な色の増加を意味するepidosisに由来するらしい。
 古くは産地であった紅海のセント・ジョンズ島を船乗りが霧の中を捜し求める(topazin)ことから、トパゾスと呼ばれており、代わりに現在のトパーズはペリドットと呼ばれていたという。また、19世紀までは各国でオリヴィン、ペリドット、クリソライト(黄金石)等と呼ばれていたが、近年ペリドットに統一されたようだ。
 古代エジプトでは黄金石として太陽神に見立てて崇め、ファラオの装飾品などに用いていたと云う。そこから、暗闇への恐怖を打ち払い、悪霊から身を守ると云われる他、ストレスや精神的な疲れを軽減すると云われる。また、黄金との相性が良いと云われる。
  •  八月(処女・天秤宮)の誕生石。